Crush~いつも君を想う~

2-4*また来年も一緒に

花火大会当日を迎えた。

「イベント、無事に終わってよかったね」

そう声をかけた私に、
「何事もなく終わってよかったよ」

林太郎さんは答えた。

『成田屋』で行われていたイベントが無事に終わって、私たちは花火大会へと向かっていた。

私が身に着けている紺地に朝顔の模様の浴衣は、林太郎さんが選んでくれたものだ。

林太郎さんは白地に紫かすれ縞の浴衣を身に着けていた。

「正直なことを言うと、不安だったんだよね」

林太郎さんが言った。

「えっ、何で?

これを機会に、皆さんに『ながはま屋』を知ることができるいいきっかけになるじゃない」

私は言った。

林太郎さんが何を不安に思っていたのかよくわからなかった。
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