青春の花は素顔に咲く
「はい、そうです。文化祭の仮合わせで」
(白銀?)
「……ああ、そうなのね。ビックリしたわ。そうよね。芽以がそんなおかしな恰好するはずないもの。クオリティ高いわねー」
お母さんはすんなりと態度を変えて笑った。
「学校、楽しんでるのね。よかったわ」
「う、うん」
複雑な気持ちのあたし。
コスプレ。仮装。ちがうよ。
ごめん。これ、あたしの私服。
(やっぱり、お母さんには理解してもらえないのかな)
あたしのことも白銀の事も。
ド派手な外見だし、しかたがないのかな。
自分のお母さんに受け入れられたいって思うのは、ダメなのかな。
……大好きな友達すら、堂々と紹介できないのかな?
なんだか、もやもやする。