青春の花は素顔に咲く
「いたっ」
「黒野……」
「平気! 平気だから!」
「……そう、か?」
もうすぐ家につく、そう思った時だった。
「芽以? その恰好は何?」
「……おか、あさん!?」
「文化祭の恰好じゃなかったの? それ」
「え、あ」
「それに、その男の子は何なの? クラスメイトだとは思うけど、外でこんな格好で歩く非常識な友達なんて」
「えっと!」
「すみませんでした!」
「!? 白銀!?」
あたしが言い訳を考えているとき。
白銀がお母さんの前に立ち頭を下げた。
ポカンとしてるあたしとお母さんをよそに、白銀は続ける。