青春の花は素顔に咲く
まるで、あたしには関係ないと突き放された気分だった。
所詮あたしは他人だと言われた気がした。
それは、事実だけどさ。
あまりにも残酷な事実。
どうあがいてもあたしは他人にしかなれないんだって。わかってたけど。
「やだよぉ。あたし白銀の傍で、勉強を教えて一緒に卒業したいんだもん……いなくならないでよ」
「黒野……でも」
「あの」
おずおずと理事長が声を上げた。
皆が理事長を見る。
困ったように笑って、理事長は咳払いをした。
「お話し中すまないんだけど」
また、理事長が咳払いをする。