青春の花は素顔に咲く

「あたしも、賛成ですっ。生徒会長と三人で頑張りたいですっ」
「芽以」
「ねえ! お母さん! いいでしょ!?」
「まあ、そういうやり方なら……」
「やったあ! ありがとうお母さんっ。大好き!」
「……私も大好きよ、芽以。でも、その恰好……」
「大丈夫! あたし個の恰好なら無敵だから!」
「……つらくなったらお母さんにすぐ言うのよ? 芽以」
「わかってる!」
「色々心配で、余計なことをしてごめんね、芽以。嫌な思いさせたわね」
「大丈夫、わかってもらえてうれしい。それに……お母さんがあたしを思ってくれてたのはわかってたから、大丈夫だよ?」
「芽以……」
「お母さん」

 あたしを抱きしめて撫でるお母さん。
 久しぶりの暖かなぬくもりにまた、涙を流すあたし。

 なんだか、小さな子供みたい。

 うっすら開けた瞳から、穏やかな顔をした白銀が見えたので、笑った。

「ありがとうね、白銀も。あたしのために」
「当然だろ、黒野にはどれだけ感謝してるか」
「それはこっちのセリフだよ」

 思わず吹き出すように笑いあうあたし達。

 お母さんまで笑い出す。
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