哀・愛
最悪な宿泊研修
翌日、昨日のような幸せな日も続かなかった。

「今日の放課後、ヒマなやついるか?」

と担任の先生から人手を募集していた。

絶対、雑用だ。

クラス中の誰もがそう思った。

だから、誰も手を挙げない。

もちろん、私も挙げない。
< 76 / 110 >

この作品をシェア

pagetop