年下彼氏 〜side story〜
真紀の言葉に可笑しそうに兄貴が笑う。
そっかじゃあ遊んでやるから、と言いながら兄貴が真紀の頭をぽんぽんと撫でる。
・・・なんだ?なんの話だ?
「お前、生意気にも真紀以外にクリスマスの約束あったのか?」
なんだ、クリスマスの話か。
「野球部のやつらとだけど」
「野球部?」
「特に予定ないから、たぶん野球部のやつらと一緒かな」
そう言うと、なんとも言えない顔をした兄貴が近づいてきてぼそりと一言。
「後悔しないといいけどな・・・」
「・・・は?」
何をどう後悔すんだよ?