破滅エンドまっしぐらの悪役令嬢に転生したので、おいしいご飯を作って暮らします ②【11/25コミカライズ完結記念番外編追加】
 恋しい者との別れを憂いて。

「コヤマ、リカ……」

 恋しい者の旅立ちを喜んで。

「我は、そなたを」

 恋しい者が……──。







「……ん? 我、なにして……? え、我、泣いてる?」

 なぜ自分は泣いているのか。

 意味がわからず首を傾げ、魂のない人間の少女を見つめた。

 いつの間にか握っていた手をそっと離すと、感じるのは喪失感。

 だが、その理由がわからず、ハクジュは混乱しながらフラフラと覚束ない足取りで病室を出た。

「我……何か忘れてる?」

 それが何かはわからないが、この疲労感はおそらく膨大な神力を使用した故のもの。

 さきほどの少女に何か関係があるのか。

 だが、記憶にないので思い出せない。

 どの記憶を、どれだけ失ったのかもわからない。

「……探したら、見つけられるだろうか」

 失った記憶に辿り着けたら、何か思い出せるかもしれない。

「思い出したい」

 失ったままでいたくないという心の叫びを感じ、ハクジュは神アプリを起動した。
 


FIN
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