青薔薇の至愛





やばいよ~、誰か帰ってきた!!

意外と帰りが早いことに、慌ててオレンジジュースを冷蔵庫にしまい「おかえりなさい!」とリビングに顔をだすと。



朱ちゃんがバスタオル一枚の私を見て、目を見開いていた。



「……はい?」


「き、き、きゃああああ!!」


「バ……!こんな時間に叫ぶな」



慌てる朱ちゃんが私の口を手で押さえる。


完全に乾いていない髪が、朱ちゃんの制服にくっついてるのを見て目がグルグルと回る。



「信じられねー……高校生にもなって風呂上がりにバスタオル一枚で普通家の中歩き回るか?」


「^<#$@**-#/」 


「なに言ってる分からん」



朱ちゃんが私の口から手を離すと、「プハッ」とようやく息ができた。




「あ、あ、朱ちゃんのえっち!!」


「えっちだぁ?!誰がえ……いや、健全な男子高校生ですもの、そりゃあ……な?」


「そこ否定するとこだよバカバカ!
 あっ、あっ、あっち向いてて!」


「なにこれ、俺が悪いの?
 お前が無事に帰れたか確認しにきた俺が悪いの??
 まだ全部見てないし、セーフなんじゃっ」


「朱ちゃんもう黙ってよ!!」


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