青薔薇の至愛
「わっ……?!」
「はは、派手に溢したな。今拭くもん持ってくるから待ってろ」
言いながら、朱ちゃんが立ち上がった時には時すでに遅し。
溢した瞬間、慌ててしゃがみ込み、拭こうとしたけどタオルも何も手にはない。
自分のドジと皐月先輩への後ろめたさにドキドキしなかまら、拭くものを借りに行こうと立ち上がった瞬間。
ーーガンッと頭をテーブルの裏に強く打つ。
「ゆう!?」
「いったー……」
「だ、大丈夫か?すっげぇ音したけど……」
「い、痛い」
「だろうな」
ビリビリと痺れている頭を軽く手で押さえながら、差し出された朱ちゃんの手を掴んで立ち上がる。
「内本ー、俺優保健室に連れていくから溢したジュース拭いといて」
「えっ、朱光行っちゃうの……?
いや、お前いると教室に入りきらないほどのお客さんが押し寄せてくるからさっさと行け、そして二度と来るなイケメン」
「いや、お前が俺を呼んだんだろーが。」
「……朝井さん大丈夫?」
「悪い泉、優今喋れなさそうだからまた後で気にかけてやって。」
「……」