初恋物語~大切な君へ
「そんな前から…。」
「うん。中一の時同じ飼育委員会になった」
「時からか木梨の事完全に好きに」
「なってた。」
「小学校のころから木梨結構人気でさ」
「高嶺の花でああーこの子可愛いなぁ」
「としか思ってなくて…接点もなかったし」
「この先きっとないのだと思ってたから。」
「だけど中学も一緒になって段々俺の中」
「で木梨の存在が膨らみはじめて」
「気付けば目で追うようになって」
「飼育員に入ったのも偶然じゃないんだ。」
「えっ?!そうなの?」
「私、てっきり偶然かと思ってたよ。」
「木梨がさ、中一の時長谷川とクラス」
「離れて俺と長谷川が同じクラスでさ」
「毎日、長谷川のクラスに休み時間になる」
「と会いに来てただろ?」
「そんなある日さ、長谷川が委員会どこ」
「入るのか木梨に聞いてたやり取り」
「俺クラスで聞いてたんだ。」
「木梨は動物が好きだから絶対飼育員に」
「入るって大きな声で叫んでたんだ。」
「私そんな大声で叫んでたの!?」
「な…なんか今になって恥ずかしさが…。」
「あの当時近藤君が美桜と同じクラス」
「なんて知らなかったよ。」
「俺あの当時めちゃくちゃ木梨の事」
「可愛いって思ったんだよ。」
「あんな必死の顔して長谷川に宣言」
「しててホッコリした。」
「俺はそんなやり取り聞いて思いついた」
「んだ…木梨と同じ委員会に入れば」
「接点に繋がってそこから仲良くなれる」
「じゃないかなと。」
「んで俺は即、飼育委員会に立候補した。」
「近藤君の行動力凄いね。」
「私の知らないところでそんな事に」
「なってるなんて知らなかった。」
「たださ、木梨クラスで叫んでたの」
「あの場にいたクラスの男子全員聞いて」
「たから立候補する奴半数いたんだよ。」
「結局先生がそこからクジで決めると」
「言われてさ、俺が飼育委員になる」
「確率めちゃくちゃ低くなった。」
「だけどさ、奇跡的でさ14枚中1枚の」
「当たりから見事当たりを引いたんだ。」
「もうこうなったら絶対木梨と仲良く」
「なるんだと決心したんだよな。」
「結果、仲良くなれたからすげぇあの当時」
「毎日浮かれてたの覚えてるよ。」
「あの時私も近藤君と言う新しい」
「お友達が出来てとても嬉しくて毎日が」
「楽しかったんだよ。」
「あの事件があるまでわ。」
「俺、1つだけすごく後悔してる。」
「中2の時木梨があんな事になって…」
「あっ…近藤君も知ってたんだ。」
「そりゃそうか…近藤君と美桜のクラスの」
「子だったし。」
「木梨、あの時俺がいじめを止めてれば。」
「木梨は不登校にならず最後まで中学」
「生活を楽しめてたのになって。」
「好きな人を守れなかった。」
「正直あの時木梨に告白した白石に」
「逆らえなかった。」
「そんな思いがずっと俺の心に残ってて」
「色々考えてさ、こんな俺が木梨と仲良く」
「する資格なんてないし、好きになる資格」
「なんてもっともあってはならないと」
「思って俺はあの事件後木梨の事好きと」
「言う想いを諦めたんだ。」
「近藤君は何も悪くないよ。」
「そんな風に私の事想っててくれていた」
「って今、わかって過去の事でもこうして」
「私の心は救われたよ。」
「1人でも守ってあげたい、いじめを」
「止めたいって思ってくれてた人が」
「美桜や兄ちゃん以外にもいてくれて」
「たんだて今近藤君から聞けて」
「本当に救われたありがとう。」