初恋物語~大切な君へ


「えっ!」

えっ…まさか…雫の口からこんなこんな
とてつもなく舞い上がってしまう言葉を聞けるなんて思ってもみなかった。
なんだこれ…ヤバいヤバいヤバい!
こんなに嬉しい事はない。
俺、こんな性格だった?
人をこんなに本気で好きになったらこんなに自分が変わるんだ…。
もう俺無理だ…どうしようもないくらい
雫が愛おしくて仕方がない。
雫が大好きすぎておかしくなりそう。
誰にも渡したくない…。
俺だけ見て欲しい…。
こんな俺、欲深い人間だったんだな…。
自分自身でも驚きが隠せない。



「あっ…ごめん…変な事言って…」
「今の言葉忘れ…」




「忘れるわけないだろ!」
「めちゃくちゃ嬉しくて!」
「舞い上がってしまって言葉が」
「出なかっただけなんだ。」



「うん////」
「ななななんかどうしょう…」
「恥ずかしいからもう電話切りたい…」



「雫待って!」
「切る前に言っておきたくて。」
「俺…クリスマス誘うの駄目元だった」
「んだよ…。」
「もう誰かに誘われてるんじゃないか」
「と思っていたし。」
「だけど、誘わないで後悔するぐらい」
「なら誘ってから後悔しようと思って」
「俺なりに勇気出したんだ。」
「雫、本当ありがとう。」



「颯太君…私…」

颯太君が好きって言いかけてしまったところでギュッと喉を詰まらせる。
やっぱり言えない…。
いつか颯太君は決まった人と…ってそればかりを気にして恐れている。

「私もありがとう。」
「誘ってくれて嬉しかった。」
「クリスマス楽しみにしてるね。」


颯太君の素直な気持ちが伝わってくる。
だから私も素直に嬉しいって伝えたくなった。


「じゃ、また25日の詳細言うから」
「楽しみにしてて。」
「雫夜に電話突然ごめんな。」


「ううんありがとう電話。」



ふぅーーー緊張した!
日に日に颯太君と関わる度に鼓動の早やさが増すんだけど…。
クリスマスまさか一緒に過ごすなんて
想像もつかなかったし、こんなに私も
颯太君の声聴くだけで嬉しくてたまらなくなるなんて思いもしなかった。
とりあえず美桜に電話しなくちゃ。



「もしもし」


「美桜!」



「雫待ってたよ♪」



「遅くなってごめんね!」


「大丈夫だよ!」
「あのね、実はね雫の家の近くに」
「いるんだけど♪」


「えっ!?そうなの?」
「おいでおいでー!」


「うん!」
「泊まっても良いかな?」
「話したい事たくさんあるの。」



「大丈夫だよ!お母さんに言っとくね!」


「それじゃまた後で!」



「お母さん!」

私は急いでリビングに行きお母さんに
今から美桜が泊まりに来る事を伝えた。

「雫、慌ててどうしたの?」


「今から美桜が泊まりくる!」


「今から!?」


「うん!」
「美桜も私も話したい事あって!」


「わかったわ♪」
「青春ね♪」
「後で飲み物持って行きなさい。」


「ありがとう!お母さん!」
「あっ!美桜からLINE…」
「美桜来たって!」


私はダッシュで玄関先に行き玄関の
扉を開けた。
すると可愛い笑顔で美桜が凛と姿を現した。


「雫、ごめんね急に泊まる事になって。」



「全然平気!」
「むしろ大歓迎だよ♪」


「雫のお母さんこんばんわ!」
「今日は突然のお泊まり許してくださり」
「ありがとうございます。」


「美桜ちゃん良いのよ♪」
「ゆっくりしてってね♪」
「それとお誕生日おめでとうね!」



「ありがとうございます!」



「美桜私の部屋行こ♪」



「雫の部屋久しぶりに入る♪」



「確かに!前回のお泊まりの時以来」
「だから3ヶ月振りじゃない?」


「本当だぁ!これからちょくちょく」
「遊びに行かせてもらおっと(笑)」


「私はいつでもウェルカムだよ!」


「さてと!」
「雫、私ね雫に言っておきたい事ある。」


「私も美桜に報告があるんだけど」
「先美桜から聞くよ。」


「ありがとう!」
「あのね、遠回しで言うのも嫌だから」
「単刀直入で言うね。」


「うん。」


「私、優君がどうしようもないくらい」
「好き…。」



「うん♪」
「美桜やっぱりそうだったんだね!」



「雫…もしかして気付いてたの?」


「うん(笑)」
「確実にまでは至ってなかったんだけど」
「今日、イチゴのおねだりの時」
「私にヤキモチ妬いてたでしょ?(笑)」
「あんな行動美桜なかなか」
「しないでしょ?」



「そっかぁ(笑)バレちゃってたんだね。」



「後、美桜気付かないうちに兄ちゃん」
「の事目で追ってるから好きなのかな」
「って思ってた♪」
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