わたしたちの好きなひと
「おまえは岡本くんとデートだからな」
「いーよぉ。そんでわたしも、岡本といっしょになって掛居にいじわるしてやるもん。センセー、掛居くんが(こん)くんをひとり占めしますう」
「ほぉー。そっちがその気なら、こっちだって必殺、男子トイレだ」
「えぇぇ。それずるい!」
「いーじゃん、ついてくれば」
 行けるかぁぁぁぁぁ!


 わたしはね、掛居。
 岡本も掛居も恭太を好きでかまわない。
 わたしのほうが、ずっと、ずっと、恭太を好きだって。
 大きな声で言ってやるからね。
 もしも恭太がふたりを……、
 わたしじゃないだれかを好きになっても。
 ずっと友だちでいられるような。
 ずっとずーっと友だちでいられるような。
 そんな場所に恭太はわたしをいさせてくれるって信じてるんだ。
 
 屋上がわたしだけの場所になったみたいに…ね。


 完全下校のベルが鳴る。
 笑い声も2乗のわたしたちと。
 もう振り返らない、強くてやさしい男の子の新しい明日のために――。

 END



 ///////

恭太と拓弥のお話もありますが
『野いちご』さんには
そぐわないテーマかと思いますので
掲載は遠慮します。

2020コロナ禍でできた余剰時間で完了にした作品は以上。
平素は少年目線で成人指定作を書いているので
残した少女小説プロットを仕上げるかは、時間の余裕次第。
今作は資料集めが大変で
思いのほか校了まで時間がかかったので
お試しで(笑)平素のスタイルに近い
少年目線の作品をupしてあります。
ひとの感情が見える少年と
霊的不感症なのに守護霊様に守られている少年のお話。

読了ありがとうございました。


命みじかし。
恋せよ、乙女たち ☆彡

< 184 / 184 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

表紙を見る 表紙を閉じる
短編5話で完結作 ※ ジャンル、迷走中(@_@。 男子高校生の日常を描きますが モチーフに 守護霊・オーラ など ローファンタジー要素あり  *** ひとの負の感情が見えてしまう少年が、初めてそれを信じてくれる少年(主人公)と出会ったことで変わっていく過程を描きます。 彼と対峙する主人公には高位の守護霊様が憑いていますが、ストーリーを通して不変の【霊的不感症】なので(笑)、正統派青春物語。  *** プロの漫画家としてデビューするまえは 何作か投稿もしたんですが マンガの習作って30枚程度だし 作品になっているかどうかは 4枚も見ればわかるものなので 自分の作品を解説する必要がありませんでした。 でも習作からして原稿用紙200枚にもなる小説は まず【あらすじ】を寄こせって。 あたりまえだけど困ってます。 わたし、壊滅的に書けないんですよ その【あらすじ】が。 自分の書いたものの説明ができない(笑) なので今回 章ごとに短編としてupしとこかい …と、始めたとたん 「待て。毎回あらすじ書くの?」 …に気づき、あっさり敗退。 短編連作はもうやめよう。 気づきはダイジ。 (笑)
表紙を見る 表紙を閉じる
短編オムニバス第3話。 ※今回からジャンルを変更 オカルトにしていたんですけど みなさんホラー寄りなので違うなと 【ローファンタジー】の 【青春小説】なのかなぁ  *** 【性同一性障害】 昨今、この表現は差別的である。 と言われ始めました。 でもね。 そもそも多数派がつけたレッテルで 少数派は自分を呼びません。 わたしも、多数派には属さない人間ですが 自分は〇〇です、 と世間的呼称では自分を呼びません。 そんな自己紹介もしません。 わたしはわたしだ!(笑) 活動家のみなさんは尊敬しますけども。  *** ひとの負の感情が見えてしまう少年が、初めてそれを信じてくれる少年(主人公)と出会ったことで変わっていく過程を描きます。 彼と対峙する主人公には高位の守護霊様が憑いていますが、ストーリーを通して不変の【霊的不感症】なので(笑)、正統派青春物語。 全5話で文庫1冊のボリュームになります。 単品でも読めますが 連作なので1作ごとにキャラの背景や関係性が付与されていきます。  ★★★ コロナ自粛のおかげで 昨年からいろいろ書けて楽しいですけど いよいよ日本も正念場のようです。 異世界で別人になる夢は見ません。 いま! この世界で! 自分は自分のまま! 悩んで迷って生きていきます。 ぽんこつスキルしか持ってませんけど(笑)
表紙を見る 表紙を閉じる
最終形オムニバスの第2話。 ひとの負の感情が見えてしまう少年が、初めてそれを信じてくれる少年(主人公)と出会ったことで変わっていく過程を連作で描きます。 彼と対峙する主人公には高位の守護霊様が憑いていますが、ストーリーを通して不変の【霊的不感症】なので(笑)、正統派青春物語。 ※ホラー・オカルトジャンルではじめましたが  青春・友情に変更します 全5話で文庫1冊のボリュームになります。 単品でも読めますが 連作なので1作ごとにキャラの背景や関係性が付与されていきます。 コロナ自粛のおかげで いろいろ書けて楽しいです(笑) 笑ってる場合じゃないですけど。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop