最後にもう一度愛を...


『里紗』



ドクン




『里紗......お前がいなくなって俺は死にそうな思いだった。守ってやれなくてすまない』




紅さんは何も悪くないのに...




私が...




私があの時逃げなければ......




「紅さん私....『里紗、話したいことがある』」




私の言葉を遮り、そう言った紅さんは少し泣きそうな顔をしていた




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