最後にもう一度愛を...

私は紅さんの傍に居てはいけない



そう



私は汚れているから...





それに......






私の過去を知ったらみんな離れていく




だからきっと.....


きっと紅さんも同じ....



これ以上私の傷を増やさないために

これ以上幸せを感じないために

握ってくれている手をそっと解き

点滴も外し病室を抜け出した

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