最後にもう一度愛を...


『藍...ありがとうな。
 ここから先は里紗が話してもいいと思ったときに直接聞こうと思う』


ここから先の話は、里紗に調べ聞いたと言うのは酷なものだと感じたからだ

ここはちゃんと里紗の口から聞かないといけないと思った


里紗は俺が思っていた異常に深い傷を負っている

だからこそ離れるのではなくて一緒にいてあげないといけないと思う



ふと時計を見た


...そろそろ起きる時間だな



席を立ち俺らは病室に戻ることにした


「藍...里紗からも話を聞いてやってくれ。
それと、俺が藍から話を聞いたと言うことも内緒にしとくぞ」


藍は深くうなずく


俺らは無言で病室へ向かった


××××××紅side end××××××

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