夢にも思ってなかったよ。

(別に良いなら声かけないでよ。)


ドアが閉まりリビングへ向かったと思われる一応、私の旦那様。
一応なんてね。と心の突っ込みを入れる。


ガチャ。
「真夏？
　起きてるんだろ？
　ほら！寝たフリしてないで起きてリビングに来い。」　

瞬間。
布団をバサッと捲られたーーーー。


(びっくりしたあ～バレてしまったか。)


「…お疲れさまです。
　何かご用？」

「ご用だから何度も声を掛けてる。
　早くしろ。」

「明日じゃだめなの？」
「い、ま、来いと言ってる。」


思いっきりため息をつきたい気持ちを抑える。
まだ、気持ちの整理がついてなくて、どうしていいか分からない不安定な気持ち。



残念ながらマタニティブルーではありません。