碧色の恋。



3階にある図書室の手前の空き教室…七瀬くんと椿先輩が一緒にいるところを見てしまった場所で私はぼーっとしていた。


「絶対変な風に思われたよね…」


しまちゃんと颯ちゃん以外は私と七瀬くんが幼なじみだってことを知らない。教室で話すことなんて少ないし。


高校に入る前に七瀬くんに
『幼なじみであることは誰にも言うなよ』と言われた。
理由は分からないけど、私みたいなのが幼なじみだっていうことを知られたくないからだと思ってる。



それが夏休みになるちょっと前から教室で話してたり、今日みたいにアイス半分こなんかして貰ってたら怪しまれちゃうよね。



「あ、ことちゃんこんなところいたの?探したよー」


颯ちゃんが汗だくになって空き教室に入ってきた。
呼吸も乱れてるし、走って探してくれてたのかな?


「ことちゃん、ちょっと今教室が騒がしいことになってるよ」
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