碧色の恋。



「…例えば?」



「それは分からない。けど、七瀬クンなりになにかあるんじゃないかな。」


颯ちゃんの言ってることがよく分からない。
七瀬くんが幼なじみだってことを言ったのには意味がある?



考えても答えが分からず頭を抱えていた。



「あはは、そんなに考えなくても大丈夫だよ。それにことちゃんからしたら良いことだろうから。」


「良いこと?」


「明日は文化祭だね、何か起こるとしたら明日かもよ?」



颯ちゃんは意味ありげにベンチから立ち上がった。
でも私からすれば何も分からない。良いことってなんだろう。




でも、まずそれよりも先に。



「颯ちゃん!!」



私の前を歩く颯ちゃんを呼び止める。



「ん?どうしたの?」


「…こんな私のことを、好きなってくれて、ありがとう!」


颯ちゃんはすごく驚いた顔をした。けど、その後すぐ笑ってくれた。


「頑張ってね、ことちゃん」
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