碧色の恋。



── 文化祭当日




私のクラスの出し物のアイスは午前中のうちに売り切れとなってしまい、午後は自由時間となった。



「琴音、どこから回る?」


「う〜んどうしよう」


しまちゃんと色々な教室を回ろうと思ったけど、同じ学年は私達のクラス以外みんなお化け屋敷だからどこに行こう。



「しーちゃん!!」



どこからか聞き慣れない声がした。



「…えっ、うそ。カズくんなんで?」


どうやら喧嘩中のしまちゃんの彼氏さんのようだ。
喧嘩中なのに文化祭来てくれるなんて良い彼氏さんじゃないか。



「私用事思い出したから2人で回ってきなよ!」


「琴音…ありがとう」


しまちゃんは彼氏さんと手を繋ぎ人混みに消えていった。
さて、私はこの後どうしようかな。


「琴音ちゃん!」


後ろから、聞き覚えのある声がした。
< 114 / 124 >

この作品をシェア

pagetop