碧色の恋。
"あの時の約束"
それはきっと、幼稚園生の時くらいにした約束のこと。
「……大きくなったら、ってやつ…?」
「なんだ、覚えてたんだ」
「…う、ん。」
言葉の続きを思い出したのは、わりと最近のことだけど。
でも、じゃあ…昔から私達両想いだったってこと……だよね。
「…琴音、いとこいるとかそういう話してくれないから今年松原に会った時おかしくなるかと思った。」
碧くんの抱きしめる力が強くなる。
「なのに松原には俺の話してたらしいじゃん?
なんか、それも嫌だった。」
「……ごめんね」
「しかも琴音ん家泊まるとか言い出すし、琴音は隙だらけだし。それであの時、キスした」
あぁ……あの花火大会の時のことだ。
あの時は椿先輩のこともあったから素直に喜べなかった。
「琴音がキスマーク付けてきた時は殴ろうかと思った」
「ごめんなさい…」
それは、付けられてるって知らなかったんだもん。