碧色の恋。
教室に戻るとやっぱり颯ちゃんと七瀬くんの周りにはたくさんの人が集まっている。
9月とはいえまだ暑いし、集まる人を見てるだけで余計暑くなってくる。
「七瀬クン、ジュース奢ってよ」
「やだよ」
「じゃあジュース奢るから一緒に行こうよ」
「やだよ」
七瀬くんは相変わらずスマホを見てる。颯ちゃんもそれに負けずと七瀬くんに声をかけるけど綺麗に断ってる。
「こーとね!」
「わっ、しまちゃん」
「なになに、三角関係の行方を見守ってるんですか〜?」
「ちょ、しまちゃん!」
三角関係だなんて、そんな……。
確かに私は七瀬くんのことが好きだし、
颯ちゃんは私のことが好きって、言ってくれてるけど……
「琴音?」
「……颯ちゃんのこと、好きになれたら良かったのかな」