時間切れ

19時にマンションのエントランスで一也の車が来るのを待つ。

「母さん、外で待ってた方がいいんじゃない?」

「ううん。ココで待とう。先生は外で待たせたら危ないからエントランスって言ったと思うんだ〜」

「え? どういう事?」

「このマンションさ、凄く厳重でしょう?
高級なマンションだし〜この前で待ってたら、セレブな人と間違われる可能性もあるから…」

「誘拐とか?」

「あと、駅に近いから酔っ払いとかさ。」

「成る程〜、あのエレベーターホールまでの厳重さはストーカー対策や痴漢対策なのかな?」


すると入口前に、一也の車が止まった。

陸と典子は運転席の一也を確認してから、車のドアを開けて乗った。

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