時間切れ

龍一は、翌日仕事を終えた弁護士の山田と沢木に相談した。

「俺さ〜 シンガポールへ移住しようと思って一也に仕事を継いだら離婚する事になっただろ〜
今回、一也も典子さんも陸も一緒に住もうって言ってくれて、嬉しいんだけど…どう思う?」

「龍一先生、ウチもそうだけど、普通〜嫁は同居したがらないのに、陸くんも典子さんも、一緒に暮らそうと言ってくれるなら、同居した方が良いと思いますよ!」

「俺もそう思います。 一也先生は本当に頑張ってる。
でも、父親が近くにいるだけで精神的にもっと強くなると思いますよ!
龍一先生、日本へ帰国して下さいよ〜」

「龍一先生、俺も63歳になったし、沢木先生も、57歳? になったから俺たちも昔のように夜中まで残業も出来ないし、新たな弁護士を入れるにしても一人前になるまで時間がかかるし、
所長の一也さんが相当大変になります。」

「そうだなぁ〜、
俺たち開所した頃と同じじゃあないもんな〜」



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