時間切れ
カフェから 駅に向かいながら 

何とも言えない虚しさが 湧いてきた…

はぁ〜、若い子を弄んだ 慎一を軽蔑する。

表面的には、仲良し家族を演じて、裏では不倫相手と楽しい恋人ごっこ…
私はただの 家政婦。 

慎一さんは、私を見くびっているのだろう。

子育ても家計のやりくりも必死で頑張ってる自分が、馬鹿らしく感じる。

もしも また 浮気したら、調査して証拠を掻き集めて相手にも慰謝料請求する。

そして、私1人で、あの家から出て行こう!


< 36 / 454 >

この作品をシェア

pagetop