時間切れ

俺は椿との再婚を考え始めた頃…

残業して帰宅途中、たまたま椿のアパートの前を通ったら夜勤と言ってた椿の軽自動車があったので、もしかしたら具合が悪くて休んだかもと思い、合鍵で椿のアパートのドアを開けたら…

玄関には男物の革靴があり、シャワーの音がしていて中の会話が聞こえた。

「椿、お前彼氏いるんだろ?良いのかよ〜」

「うん。私は結婚するつもりないし〜アイツはあくまでも、キープ。
お金はないけど、アッチの相性が良いからさ!
私は自由に遊びたいの! 
奥さんとか〜家事もして仕事もするなんてイヤなの!」

「お前さ〜、不倫はやめた方が良いよ〜」

「だって、先生たちは美味しいものご馳走してくれるし、豪華なホテルでエッチできるし。」

ハハハ。 イヤ〜ん と始まった。

俺は、そ〜とドアを閉めて自宅に戻った。


< 420 / 454 >

この作品をシェア

pagetop