いつか再会する時まで
私と凛が仲良くなった空き教室に着いた瞬間凛が私に尋ねる。
凛「肩痛むんでしょ?」
「……バレちゃったか。そう、朝から少しね。」
凛「それって玲音が生徒を庇ったのが原因?」
「情報が回るのが早いね。そうだよ。
庇ったのはいいけど、少し打ったみたいで」
私の言葉に少し眉間に皺を寄せる。あーあ……綺麗な顔が台無しになってるよ。
凛「生徒を庇うために階段から飛び降りたらそうもなるでしょ!?自分の体ぐらい大切にしなよ。」
「……そうだね」
そうは言ったけど反省はしない。
誰か一人を守れるなら喜んで私が犠牲になるよ。
今もこれからも、ずっと。
玲音side end