カラフル☆デイズ

「な、何……あさ兄。ビックリして心臓が止まるかと思った!」


はあぁと息を深く吐き出し、胸元に手を当てる。


まだ心臓がドキドキしてる。先輩に名前を呼ばれた時みたいに、鼓動が早い。


「驚いたのはこっちだよ。いくら呼んでも返事しないと思ったら、突然大声を上げるんだから。何もそんな、変質者にでも襲われた様な悲鳴を上げなくても……」


「あぁ……うん……だね」


その例えは、ものすごーく上手いと思う。


だって、あさ兄だし。色々ギリギリアウトで変質者と紙一重なあさ兄だし。


っていうか、そうだ!


「ね、あさ兄、ちょっと私の名前を呼んでみて?」


もしかしたら、私は名前を呼ばれたらドキドキする、変な体質になってしまったのかもしれない。


< 102 / 420 >

この作品をシェア

pagetop