カラフル☆デイズ
オレンジジュースが入ったグラスを両手で持ったまま、その表面を見つめる。
「……私が甘いの好きだから、二人ともずっと合わせてくれてたんだね」
今まで、あさ兄たちも好きだと思って作っていたものが、実はそうじゃなかったって知ったこの気持ちを、どう言えば良いんだろう……。
あさ兄たちが、美味しいって言いながら食べてくれていたことを思い出すと、無性に悲しくなった。
「別に、無理して合わせてた訳じゃないよ。俺も静夜も、どっちのたまご焼きも好きだし」
「怒ったり、責めたりしてる訳じゃないの」と前置きしてから、私はゆっくりと話を切り出した。
「あさ兄やセイ兄は、私の作った物をいつも美味しいって言ってくれるでしょう?」
例え、私が自分でもちょっと失敗したなって思った時でも、必ず美味しいって言ってくれる。