この恋は本当に正しい恋なのか分かりません!
母親「ほら!涙!!起きなさい!!!
入学式から遅刻してもいいの!?!?」

柚澤『んっ、もう朝?』

母親「何寝ぼけたこと言ってるの・・・?」

柚澤『まだ1時間もあるよ』

母親「何言っ・・・て!この時計壊れてるじゃないの!」



ピッ_とテレビのリモコンを手に取り
テレビを付けニュースの時間を確認した.



母親「涙、、ごめんね.」

柚澤『いつもだから慣れてるよ』

母親「うぅ、、役に立たない母親でごめんね・・・」

柚澤『そんな事無いから、ほら?顔上げて?』



いわゆるウチの母は"おっちょこちょい"という言葉が良く似合う人だ.

こんなお母さんに私が虐められていると言ったら泣くだけでは済まなさそうだし面倒くさくなるのは嫌だから何も言わないでおいた.


いや、言いたくなかった.

自分がこんなにも弱いなんてお母さんに知られたくなかったからだ.



まあ、今日からは"アイツら"の顔も見なく済むし楽しく女子高校生ライフをエンジョイしないと!!!



柚澤『じゃあ、お母さん行ってくるからね.』

母親「うん、涙」

柚澤『んー?何ー?』



私は靴紐を結びながらお母さんの話を聞いていた、、が少しいつものお母さんじゃないように見えた.


母親「高校生活楽しんでね」

柚澤『・・・うん.楽しんでくるね!』

母親「行ってらっしゃい!」

柚澤『行ってきます!』



「高校生活楽しんでね」

この言葉が喉に突っかかるような気がした.
一瞬中学の事がバレたのかと思って焦ったがお母さんの顔の色はいつもと一緒だった.



柚澤『ふぅ〜!よし!楽しむぞ!』
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