昭和懐妊娶られ婚【元号旦那様シリーズ昭和編】
しばらくして凛は泣き止み、嬉しそうに微笑む。
「はい」
幸せを噛みしめるような彼女の笑顔を見て温かい気持ちになる。
「これからはずっと一緒だ」
凛の目を見てそう告げると、顔を近づけてキスをした。
最初は目を見開いて彼女は驚いたが、すぐに目を閉じ、俺の背中に腕を回して口付けに答えた。
彼女が俺に好意を持っていることになんとなく気付いてはいたものの、互いの気持ちが通じ合ったのは初めてで、より愛おしさが増す。
どれくらい抱き合っていたのだろう。
伊織たちのことを思い出して病室を出れば、彼は凛の弟と和やかに話をしていた。
それから、俺の別邸に凛を連れていくと、弥生、右京、幸太の三人が笑顔で迎えた。
「凛さま、お待ちしておりました。今日からここがあなたの家です。なんなりとお申し付けください」
弥生がかしこまって挨拶したら、凛はクスッと笑った。
「弥生さん……その話し方、なんだか緊張しちゃうので、普通でいいですよ。これからお世話になります」
「はい」
幸せを噛みしめるような彼女の笑顔を見て温かい気持ちになる。
「これからはずっと一緒だ」
凛の目を見てそう告げると、顔を近づけてキスをした。
最初は目を見開いて彼女は驚いたが、すぐに目を閉じ、俺の背中に腕を回して口付けに答えた。
彼女が俺に好意を持っていることになんとなく気付いてはいたものの、互いの気持ちが通じ合ったのは初めてで、より愛おしさが増す。
どれくらい抱き合っていたのだろう。
伊織たちのことを思い出して病室を出れば、彼は凛の弟と和やかに話をしていた。
それから、俺の別邸に凛を連れていくと、弥生、右京、幸太の三人が笑顔で迎えた。
「凛さま、お待ちしておりました。今日からここがあなたの家です。なんなりとお申し付けください」
弥生がかしこまって挨拶したら、凛はクスッと笑った。
「弥生さん……その話し方、なんだか緊張しちゃうので、普通でいいですよ。これからお世話になります」