昭和懐妊娶られ婚【元号旦那様シリーズ昭和編】
姉と弟に手を振ったら、「凛は本当に行かないの?」と姉が確認してきた。
「私はパーティよりも家でのんびりする方が好きなの。星でも眺めて気ままに過ごすわよ」
「そう。それじゃあ、行ってくるわね。またなにか美味しいお菓子があれば、持って帰るわ」
フフッと悪戯っぽく笑うと、姉は琴さんと一緒に部屋を後にする。
姉はおっとりしていてなにも考えていないように見えるけれど、私を気遣ってかパーティに出席するたびに『これ美味しいから』とお菓子をお土産にもらってくる。
そんな姉の優しさに気付いてくれる男性がいればいい。
カーテンを開けると、見るからに高級そうな黒塗りの車が一台停まっていた。おそらく青山財閥の車だろう。
車に乗り込む家族をそっと見送る。父がいるから玄関まで行かなかった。私の顔を見たらきっと父は不快に思うから。
さっとお風呂に入ると、自分の部屋に行き、机に座ってかばんから本と辞書とノートを取り出す。
「私はパーティよりも家でのんびりする方が好きなの。星でも眺めて気ままに過ごすわよ」
「そう。それじゃあ、行ってくるわね。またなにか美味しいお菓子があれば、持って帰るわ」
フフッと悪戯っぽく笑うと、姉は琴さんと一緒に部屋を後にする。
姉はおっとりしていてなにも考えていないように見えるけれど、私を気遣ってかパーティに出席するたびに『これ美味しいから』とお菓子をお土産にもらってくる。
そんな姉の優しさに気付いてくれる男性がいればいい。
カーテンを開けると、見るからに高級そうな黒塗りの車が一台停まっていた。おそらく青山財閥の車だろう。
車に乗り込む家族をそっと見送る。父がいるから玄関まで行かなかった。私の顔を見たらきっと父は不快に思うから。
さっとお風呂に入ると、自分の部屋に行き、机に座ってかばんから本と辞書とノートを取り出す。