結婚の意味


『瀬川さん。少しよろしいですか?』


『どうした?』


瀬川さんパソコンに目をやっていたがすぐに私の方に体ごとむけてくれた。
こういうのがいいんだろうなぁ。
なんというか・・・受け入れてくれる感じいい

『まだ先なんですが。この日有給が欲しいんです
結婚式なんです』

『いいよ。後で主任が戻ったらまわしとくから』

『ありがとうございます』

『早めにだしてくれて助かったよ』

『忘れてしまいそうだったので』

『しっかりと受け取りました』

『それでは失礼します』

そのまま私の席に戻って私は私の仕事を始めた。今はあるレストランのデザートを考えている。
こちらが案を出してレストランにいるパティシエさんとも打ち合わせ。そちらはどちらかというと、原価率やそういうこと気にしながらになる

『秋終盤かぁ』

秋終盤になるとだんだん秋の味覚もなくなってくるが、その中でも秋のものをお客様にだしていきたい
正直この時期はまたまたおいしいものだ

栗はどうしても定番になってしまう。このまま違う産地の栗でつくるのもいいが、またリピートしてもらうには違うものでせめたい

それだったら、いちじく??嫌。もうさすがにないだろうからな

『東堂。誰でも出る案なんていらないぞ』

『・・・主任』


後ろから悪魔のような声がすると思ったらこれがわれらの主任


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