結婚の意味
『それでも俺はなんか気に食わないんですよね』
『お前あいつと仕事するの初めてだろう?』
『一回ありますよね?』
『東堂もその時初めてあったもんね』
『そうだったのか。そんな記録あったか?』
主任はしっかりと自分の部下のことは配置される前から書類とそのたもろもろの情報をしっかりといれている。
勿論自分の目で判断する人だが、どのような仕事をしてどんな性格かは書類をみたらわかる。それにその人の得意分野だって、今までの契約や教えてもらった先輩によって変わる
『そんな記録に残るほどでもなかったですよ
俺は第二補佐でしたし』
そう。瀬川さんがあの時ピンチヒッターだった。こちらの部署に誰も空もなく余裕がなかったのだ
『どんな契約だったんだ』
『契約といいますか・・・ねえ東堂』
『そうですね。どちらかというと結婚式のお客様のプランナーをしていました』
『はぁ?』
それもそのはずだ。この会社はそんな部署も仕事もないのだから、それにあれは特例でも2度とそういう仕事はないだろう
だから皆補佐でさえしたくなかったんだ。本当に未知の世界だったからだ
『・・・元々うちであつかっていた結婚式場のお客様でした。
その時たまたま打ち合わせにいたお客様のプランナーがまぁ・・・飛んでしまって。それにたいしても皆なすりつけあいで・・・
そこで私と、藍沢さんが仕事でよったときにその現場を目撃しまして。藍沢さんがそんなことだったらやります。気が悪いです
といって。それでも当時は正直これ以上仕事を増やせない状況だったので、戻ってかけあって、他の部署で当時衣装などにいた瀬川さんがきてくれました』