Dear my star
お兄ちゃんは首を傾げて私が話し始めるのをまった。
「……私たちって、兄妹だよね?」
「なに、また誰かに何か言われた?」
険しい顔になったお兄ちゃんに慌てて首を振る。
「違うの。ただ……私とお兄ちゃんって、距離が近すぎるんだって。兄妹の距離感じゃないって言われたの。
それでね。自分なりにいろいろ考えて、私、今までお兄ちゃんに甘えすぎてたのかなって。私がべったりだから、周りにもそう言う風に見えるのかなって。
だから、それでこれからはお兄ちゃんに迷惑かけないようにしようと思って」