Dear my star



 「あとで全部一から話すから、今は晩ご飯のお手伝いをお願いね。真守くんに料理が上手になったところ見せてあげなくちゃね」

 「え、え、お兄ちゃん、ご飯食べていくの……?」


 子供たちを抱き上げたお兄ちゃんが笑いながら振り返る。


 「うん。ユミコ先生に許可貰ったんだ。今日は真佳の部屋に泊めてね」


 胸の前でぎゅっと手を握って喜びをかみしめる。


 「今日はとびっきり美味しいの作る……!」


 やったー、と子どもたちと一緒に喜ぶお兄ちゃん。ユミコ先生と顔を見合わせて笑った。


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