リアル
バタン・・・


茜は寝室のドアを閉めた。


アメリカンショートヘアーのココが枕元で寝ている。


茜はココの近くに顔を寄せてベットに横になった。


「・・・ココ・・・泣いてもいいかな・・・?」


また茜の頬に涙がこぼれた。


ココが茜に擦り寄る。


茜は杉田純一の匂いのするココを自分のほうへと抱き寄せた。


静かな時間。


チッ、チッ、チッ・・・と、アナログ時計の秒針の音が部屋の中に響く。


・・・



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