リアル
「ココナッツ!!」

「ココナッツがいぃと思います!!」


男がまたニコリと笑った。


「じゃぁココナッツにしよう。ココナッツだから『ココ』って呼ぼう。」


男の声が頭に響く。

アタシは今幸せな時間を過ごしている。

男との時間はあっとゆぅ間に過ぎた。


「もぅ夕方だね。何かご馳走するけどどうかな?」


アタシは考えた。


相手は見知らぬ男だ。


それでもアタシの心は素直だった。


自然と首を縦にふっていた。



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