腹黒策士が夢見鳥を籠絡するまでの7日間【番外編② 2021.5.19 UP】


 そんなことを思っていると、無理矢理、須藤先生の方を向かされて、


「あげは? 返事は?」


 そんな風に目を細められたら、返事をしないわけにいかなくなる。


「うん」


 私が頷くと、須藤先生は目を細めたまま笑う。


「なら、もう手加減しないよ。ちゃんと知ってね。自分の身体で、僕の愛を」


 急に背中にゾワゾワと寒気が走った。
 男女のそういうのじゃない、むしろ悪寒?

 須藤先生はすっと部屋にある時計に目をやる。


「あ、日付、変わりそうだね」

 私が頷くより先、

「んっ……」

 突然口づけられた。さっきよりさらに、長く、深く……。
 私はそれに応えるように、舌を絡ませる。

 そうしたら、須藤先生が嬉しそうに笑って目が合った。


 それから唇が離れた時、おでこをくっつけて

「あげは大好き。愛してる」

と囁くように言う。
 その言葉に胸の奥が、ぎゅう、と掴まれる。

「私も。私も好き」

 それから、須藤先生とまた何度も何度もキスを交わし、
 やがてそのキスは、頬に、首筋に、全身に進んでいった。


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