腹黒策士が夢見鳥を籠絡するまでの7日間【番外編② 2021.5.19 UP】


「い、いや……聞いてないなら、いい」

「鳥羽先生?」

「な、なんだ?」


 振り向くと、須藤先生はすっと目を細めてこちらを見ていた。
 その目に、ゾクリと背筋が冷える。


「『うちに戻ってきていいんだぞ』だなんて、あげはがいなくなって寂しいんですね。今度の日曜、『二人で』ご自宅にお伺いします」


 須藤先生は最高の笑顔で、肩を叩いてくる。
 もちろん、『二人で』というところは強調されていた。


―――最初から聞いてるじゃないかーーーーー‼


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