腹黒策士が夢見鳥を籠絡するまでの7日間【番外編② 2021.5.19 UP】

 須藤先生は、私の7つ上。
 須藤先生は大学時代、私の家庭教師だった。

 そのころから、なぜか須藤先生には隠しごとの類はできない。
 私は聞かれるとなんでも先生に話していたし、先生もなんでも聞いてくれた。

 さすがに先週の一件は、少し恥ずかしくて話していなかったが……。


「ま、そうだよね。できないだろうね」

 そう言って、須藤先生は大きなため息を吐く。
 その言葉にトゲをはらんでいるように思えて、私はむっとする。


「どういう意味ですか」

「さすがに詐欺男でもさ、あげはの処女もらうのは重いよ」

「しょっ!」


 私でもその意味くらい知っている。
 実践は先週が初めてだったが、知識は十分すぎるくらいあった。

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