DIYで魔法世界を再建!
「・・・ははっ」

「姉さん・・・??」

「こんな存在に、『和解』という手段を捨てきれなかった私が滑稽でね。これではもう、それこ
 そ『話にならない』
 ・・・だからこそ、今ここで、その執念を何としてでも断ち切る。」

「ねっ姉さん?!!」

体が痺れるくらい痛い筈なのに、私の体はすんなり立ち上がり、再び剣を構えていた。もう私には、女王様が人間には見えない。
アレはもう、『子供』
自分のわがままを貫き通そうと、周囲の人間を巻き込んだだけの、単純な思考しか持てない子供。そんな相手に言葉を交わすだけ無駄だった、殺るか殺られるかの話だ。

「ヌエちゃんの手は穢させない。手を染めるのは、私だけで十分。」

「・・・・・。」

「ヌエちゃん、シーズさんの事、頼んだよ。」
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