DIYで魔法世界を再建!
「それでさ・・・私にできる事を色々考えたんだけど・・・
 ・・・えっと・・・えっと・・・」

ザバァ!!

「ヌエェ!! お前はいい加減ちゃんと喋れるようにならんか!!」

「ばぁあああああ?!!」

急に小川の中からシナノ様が飛び出してきた。私はそのまま後ろへひっくり返って、全身びしょ濡れ状態に。
どうもシナノ様はだいぶ前から入水なさっていたそうで・・・。巨大ムカデ以来の仰天だ。

「・・・寒い・・・
 朝っぱらから心臓が慌ただしいよ・・・」

「そっ・・・そうだね・・・
 ・・・でね、話を戻すんだけど・・・
 私は『水』に関す魔術が得意でね、水路を作ったり、洪水を予知する事もできるの。道具に詳
 しいユキナなら、私の能力を存分に発揮させる事ができると思うわ。」

「成程・・・
 確かに私が生前居た世界では、『水』を利用した機械とかもあったくらいだからな・・・
 それに水路は欲しい、これで『畑』が作れそうだ・・・!」

「 成程!!」
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