Sweet Love~極上に甘い恋~
「乃南さんはアタシのものなんですから」

そう言って、大森さんはまた首筋にキスマークをつけてきた。

「――ちょっ…」

彼にやめてって言っても、かなわないことだろう。

「大森さん」

代わりに、わたしは大森さんの首筋に顔を近づけた。

「乃南さん?」

チュッと、音を立てて彼の首筋に跡をつける。

抵抗できないのが悔しかったから、跡をつけた。

大森さんの首筋に、“わたしのです”って言う印をつけた。

ほんの小さな抵抗をした。

「何をしたのですか?」

そう聞いてきた大森さんに、
「別に、何でもないです…」

わたしは答えた。
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