Sweet Love~極上に甘い恋~
「――んぐっ…!?」

口の中に何かを入れられた。

な、な、な、何だ!?

口の中に入れられた物体の正体がわからなくて戸惑っていたら、口の中に味が広がった。

あれ…?

物体の正体はチョコレートだった。

甘い味が、口の中いっぱいに広がる。

「いかがですか?」

1口サイズのチョコを手に持った大森さんが言った。

「おいしいです」

そう言ったわたしに、
「もう1個食べますか?」

大森さんが聞いてきたので、わたしは首を縦に振ってうなずいた。

「じゃ、お口を開けてください」

大森さんが言った。

えっ?

今、何とおっしゃいました?
< 119 / 328 >

この作品をシェア

pagetop