Sweet Love~極上に甘い恋~

大胆デート

お誘いだ~。

わたしはフワフワとした気分に包まれていた。

だって、男性から人生初のお誘いですよ!?

少しくらい浮かれててもいいでしょ?

「乃南さん」

わたしの名前を呼んだ大森さんに、ハッと我に返った。

そうだ、夕飯時だった。

今の状況を思い出したわたしに、
「顔が気持ち悪いです」

紳士的に、大森さんが言った。

顔が気持ち悪いって、何もそんなにはっきりと言わなくてもいいじゃないの…。

わたしは頬に手を当てた。
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