Sweet Love~極上に甘い恋~
甘過ぎるだけの、ただの行為だ。

口では簡単に“お仕置き”と言っていても、実際はそうじゃない。

それまで躰に触れていた指が離れた。

その指は、濡れていた。

濡れた指を舌で舐めながら、大森さんが自分の服を脱ぐ。

鍛えあげられた躰が、わたしの前にさらされる。

大森さんの唇が、躰をなでる。

「――あっ…」

とうとう、大森さんの唇が脚に触れた。

「――やめて、ください…」

抵抗したくても、甘い吐息と声が邪魔をする。
< 57 / 328 >

この作品をシェア

pagetop