Sweet Love~極上に甘い恋~
「その二階堂くんが何?

気になるの?」

だったら、告白すればいいじゃんと言おうとした時だった。

「いや、乃南に気があるみたいなのよ」

そう言ったミクに、
「えっ!?」

わたしは驚いて聞き返した。

二階堂くんがわたしに気があるって…ええっ!?

「ちょっと、ウソは4月の最初に言いなさいよ~」

わたしは笑いながらバシンと、ミクの背中をたたいた。

「いや、ウソじゃないんだって」

たたかれた背中をさすりながら、ミクが言った。
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