君が隣にいた頃の記憶をここに置いていこう
何か焦っているのが分かったが、一番気になったのは電話の奥から聞こえる雑音だった。


「今、どこにいるんですか?」

私は、気になっている事から先に聞いてみた。

すると、


「〇〇さん、しっかりしてください!!誰か、人工呼吸器持ってきて…!!」


電話越しから聞こえたのは、慌ただしい人の声と彼の名前を呼ぶ声だった。

私は、一気に血の気が引いた感覚になった。そして、私は手が震えだし、いてもたってもいられなかったのか、ショッピングモールを出て、外へと向かった。
< 2 / 8 >

この作品をシェア

pagetop