OLユンファ。闇の左手。
甘味サブスク
[甘味サブスク]

あたしはユンファ。
今朝は寒い。路地をかつかつと歩く。

手先が冷えたよ。堪らず、あたしは街路にある暖房が効いた喫茶店に飛び込む。

仕事とは均衡なのだ。したがって、サービス業には伝統的な講や結いの性質を含んでいる。

取り次ぐ店員にココアとケーキを注文を依頼。あたしは立ち上がり、キャビネットから雑誌を取り出し読む。雑誌は女性向けのトレンド誌だ。お洒落なスイーツ。海外の美術品。音楽トレンドの話題。運ばれたココアと白いクリームが盛られたスポンジケーキ。

あたしは甘いココアとケーキを味わうのだった。
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